- 公開日2026.04.14
- 更新日2026.04.11
節電がお金に変わる?2026年版「デマンドレスポンス(DR)」で賢くポイ活
電気代を節約するために、電気を消したりエアコンの設定温度を変えたり……
でも、それってただ我慢しているだけですよね?
そうお考えのあなたに、ぜひ知っていただきたいのが「デマンドレスポンス(DR)」です。
「DR」とは、電力会社からの『お願い』に合わせて節電することで、電気代が安くなったり、ポイントがもらえたりする仕組みです。
物価高が続く2026年、節電を我慢ではなく報酬付きのゲームに変えることができる、このDRについて、そもそも何なのか?というところから、詳しく解説します。
そもそもDR(デマンドレスポンス)とは?

「デマンドレスポンス」という名前は、わかりやすく言い換えると「電気の需要(デマンド)に合わせて、私たちが反応(レスポンス)すること」です。
電力会社からの「お願い」に応える仕組み
簡単に言うと、電力会社が「今、電気が足りなくなりそうだから、少し節電してもらえませんか?」と私たちにお願いをしてくる仕組みです。
私たちはそのお願いを聞き、指定された時間に電気をあまり使わないようにすることで、電力会社から「協力してくれてありがとう!」という報酬をもらいます。
これがDRの基本的な考え方です。
なぜ電力会社は「節電」をお願いするの?(ピークカット)
電気が足りなくなるかもしれない時間は、みんなが同時に電気を使う「ピーク」の時間(例えば、夏の暑い日の午後や冬の寒い日の夕方)です。
電力会社は、DRによってこのピークを「削る(ピークカット)」ことで、無理なく安定して電気を供給できるようにしたいのです。
私たちが節電に協力することは、社会全体の電気を安定させることにも繋がる、とても大切なことなんですよ。
家庭でDRに参加する具体的な仕組み。どうやって稼ぐの?
DRにはいくつか種類がありますが、家庭で参加する最も一般的なのが、電力会社に電気を「減らす」協力をする「下げDR」です。
節電した分だけ「ポイント」がもらえる
電力会社から「今日の夕方、節電要請があります」といった通知(メールやアプリ)が届きます。その時間に合わせて節電すると、その分だけポイントやAmazonギフト券などがもらえます。
2026年現在、多くの電力会社が、1キロワット時(kWh)の節電に対して、数十円〜数百円相当のポイントを還元するキャンペーンを実施しています。
- 例: 1週間に3回、各2時間の節電要請に応え、合計5kWhの節電に成功した場合。
- 5kWh × 100ポイント/kWh = 500ポイント獲得
無理なく参加するだけで、1ヶ月で数千円相当のポイントが貯まることも珍しくありません。
2026年は「自動で節電」が主流(スマート家電・IoT)
以前は「通知を見て自分でエアコンの温度を変える」のがDRでしたが、2026年は「スマート家電」や「IoTホームゲートウェイ」が電力会社と連携し、自動で節電を行ってくれるのが主流です。
例えば、電力会社からの要請に合わせて、エアコンが自動で設定温度を1度上げたり、照明がほんの少し暗くなったりします。
私たちは何も操作する必要がなく、いつの間にか節電に協力できてしまうのです。これなら、手間もストレスもありませんよね。
具体的な参加方法とおすすめのDRサービス
DRに参加するには、電力会社が提供する特定のプランに加入する必要があることが多いです。
まずは電力会社のプランを確認(指定プラン加入が必要なことが多い)
大手電力会社(東京電力、関西電力など)や、主要な新電力(auでんき、ソフトバンクでんき、楽天でんき、Looopでんきなど)は、DRに対応したプランやサービスを用意しています。
多くの場合「DRに参加するためのキャンペーンに登録する」か、「DR対応の料金プランを選ぶ」ことで参加できます。
アプリやメールの通知から参加
プランに登録すると、節電要請の通知が届きます。自動連携機能がない家電を使っている場合は、通知の時間帯に合わせて、以下のことを行うだけで十分です。
- エアコン:
設定温度を2度上げる、または一時的に運転を止める - 照明:
不要な場所の電気を消す - テレビ:
見ていない時は消す - 洗濯機:
使用時間を要請時間外にずらす
例えば、TEPCO(東京電力エナジーパートナー)だと『エコ・省エネチャレンジ』を実施しているのでいるので見てみてください。
注意点:稼げない時や損する時は?
DRは基本的にお得な仕組みですが、注意点もあります。
1. 節電要請が来る時間は、数時間だけ
DRは「1日中節電して!」というお願いではありません。電気が足りなくなる、ほんの数時間(1回1〜2時間程度)だけです。 その時間だけ協力すれば良いので、無理に全ての時間を我慢する必要はありません。
2. 無理な節電は厳禁(健康第一)
真面目な人ほど「要請時間はずっとエアコンを消さなきゃ!」と頑張りすぎてしまいがちですが、夏場に無理な節電で熱中症になっては、節電どころではありません。 健康が第一です。
電力会社からも「無理のない範囲でご協力ください」と伝えられます。
自分のできる範囲、例えば「設定温度を1度上げる」「トイレの電気を消す」といった、小さな協力で十分です。
3. 「上げDR」に注意(電気を使うとポイントがもらえる場合)
実は、DRにはもう1種類、電気が余っている時に「もっと使って!」とお願いする「上げDR」というものがあります(太陽光発電が多すぎて電気が余る時など)。
「上げDR」は指定の時間に電気を使うとポイントがもらえますが、「ポイントのために、必要のない電気を使う」のは逆効果です。
洗濯機や食洗機を回す、電気自動車(EV)を充電するなど、「もともと必要だった用事」を、指定の時間に「ずらす」のが賢い参加方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 2026年、DRは特別なことではなく、私たちの暮らしを賢く支える、身近でお得な仕組みになっています。
- DRは電力会社からの「節電要請」に応えること。
- 協力すれば、ポイントやAmazonギフト券がもらえる。
- 最新家電なら、自動連携で手間なく参加できる。
- 無理のない範囲で、小さな協力から始めればOK。
そして、お気づきかもしれませんが、DRに参加して節電に成功するということは「その分の電気代も直接浮いている」ことになります。ただ、無理は禁物です。
まずは、お使いの電力会社の公式サイトやアプリで「デマンドレスポンス」「節電キャンペーン」といった言葉を検索してみてください。
節約を「我慢」から「報酬付きの協力」に変えて、社会にも家計にも優しい、ゆとりある夏を過ごしましょう!